7月2日
《 地元を知ろう 》
郷土歴史家 上山秀雄講師による講座
郷土歴史家上山先生の登場です。本当に地元豊能の歴史への造詣の深さには頭が下がります。
今回もトレードマークの”ええやん ええやん イエ~イ”と笑いヨガの挨拶でのスタートです。
豊かな自然と歴史風土に恵まれた町「豊能町」。町には古き良き文化財が多く残っています。
町内に46カ所の文化財が残っているそうです。これらを生涯学習の一環として活用しているそうです。
また、観光資源として展開しているとの事。
これらの文化は町民の共有財産であり、心のよりどころと・・・。
過去明智光秀や能勢氏などについての話を披露されましたが、今回は『街道』ーロマンの歴史街道ーに
光をあてて、その根を深く掘り下げながら、命を吹き込んでいくとの解説です。さあ、どんな展開になるか、
大いに期待が盛り上がります。
【旧山下道(醤油道~長尾街道(水道道)】
当時生活物資を運んだ道。起点は花折街道から高代寺に至る道で12丁(1丁
は109mです)の石碑があります。5丁のところに山の上池があります。
この地域の山野は、個人所有にすれば課税されるため、殆ど村の共有地です。
吉川村と現川西の笹部村間で、境界をめぐりしばしば争いがありました。
長尾街道は池田市古江から沙羅林道を通り、東ときわ台に出る妙見参詣道でも
ありました。豊能町側の入口に宝塔があり、説明が刻まれています。
【亀岡街道(木代街道)】
起点は北浜の高麗橋です。ポイントは多留見峠。右側へ行くと丹波国境へ、
表側へ行くと亀岡街道、左側へ行くと福井村の道標があります。
高山右近にまつわる郷土史の糸口に繋がります。高山右近は信長の命により、
余野城を攻め、炎上する火を多留見峠で見ていたと言われています。
上山先生の素晴らしい講義では、ここに紹介する以上の興味深い歴史、言い伝えを楽しませて頂きました。
我々の身近な豊能町内の交通路が、13世紀以前から当時の人々の生活を支え、歴史を築いていた証として、今に残っていることを
学びました。このような歴史を念頭に、これらの街道を自分自身で踏みしめてみたい想いに駆られました。
上山先生の豊富な知識、情報量に受講生はみんな感服していました。
機会が有れば、また聴きたいとの受講生の感想が多く寄せられています。有難うございました。
《 おもしろ算数教室 》NPOシルバーアドバイザーネット大阪
森川和也 二葉登代子 田中暁子 3講師による講座
今回の面白算数教室の狙いとは、高齢者に楽しみながら考える力をつけることです!高齢者の脳の活性化のためには①良質で充実した
食生活②脳のトレーニング③運動トレーニングが考えられます。面白算数教室とは、自分で考え、工夫して楽しむ事により脳のトレーニ
ングを促進する事です。
先生によるデモンストレーションとして、受講者の誕生月日当てがありました。受講生の一人の誕生月日を答える講師には聞えない
ように発表し、何枚かのカードを見せて当てるマジックです。勿論、正解を当てるロジックは有りました。
次いで受講生に問題シートを渡しての算数パズルです。数字を使った迷路、数独のような数字方陣、知恵の板、数字の入った9マスを
決まったルールで進んで出口を出る計算迷路、図形の一筆書き、左右の値が等しくなるように数字を記入する計算シーソー 等です。
受講生の楽しそうな顔で内容を想像してください。中には、なかなか解が得られずウンウン悩む顔も!
久し振りに頭を使って充実の時間でした。
関心の有る方は「NPOシルバーアドバイザーネット大阪 おもしろ算数教室」で探してみてください。
楽しい時間をプレゼントしてくださった先生方、有難うございました。
7月9日
《 声を出すなら朗読で楽しく① 》
フリーアナウンサー 高橋征二講師による講座
コロナの影響で当初の予定が変更されましたが、受講生が楽しみにしていた講座のひとつ,
朗読の初回がスタートです。
高橋先生から声を出しながら健康になりましょう、声を出すことで内蔵のハタラキを活発に
します、声を出さないと、声が出にくくなりますとのお話しが有りました。
1.楽しく声を出すことからスタートしましょう
2.お腹に力を入れて声を出しましょう
3.量をこなせばコツが呑み込めてきます
とのアドバイスが有りました。
また、単に読むだけで無く、話の内容に合った雰囲気の読み方,嬉しい内容は嬉しいそうな,悲しい
内容は悲しそうな感じで!
また、もう少し進んでくるとアクセントによって、文章の内容が違ってくる事も解ります。
例えば歯医者さんが治療中に窓の外を見て「あ!葉が落ちた」といっても患者さんには「あ!歯
がおちた」に聞えビックリする場合もあります。
という事で、いよいよ受講生のチャレンジです。教材は「吾輩は猫である」「蜘蛛の糸」「雨にも負けず」の3作と金子みすずさんの
詩3作です。班毎にわかれての朗読です。最初は緊張していた受講生ですが、何回か読み進むうちに、それなりに声も出来て読み方に
工夫も出てきました。次回は9月になりますが、先生からの宿題も出て、張り切った雰囲気で楽しむ余裕も感じられました。
《 クラスカフェ・クラスの語らい 》
一学期を振り返って、夏休みの活動について
午後からは班毎に分かれての話し合いです。
1.松本ディレクターよりの説明
①今後のカリキュラムの変更、追加の確認
②次回の講座に関する注意事項について
2.栗山副委員長からの説明
①年間カリキュラムに関する受講生へのアンケート結果及び意見・要望への対応案について
・講座によって早く修了する場合も有るが、時間をいっぱいに使って欲しい
コロナ対策として事務局からの早く終わった場合はなるべく早くとの方針が出ている
・同年度での同じ講師による複数回講座は避けて欲しい
・社会見学、他施設見学や受講生参加型講座を開催して欲しい
上2件については来年度の組み立て時に検討
②ひとくちメモに記載された意見・質問へのフィードバックについて
・ユーベルホールのリハーサル室が教室になる事が有るが、換気の点で問題が有ると思う
当分リハーサル室の使用は見送る
・初日のクラスカフェで役割分担を決めてしまったが、4期生の中には良く分からないうちに進んでしまい面食らったと想う
来期以降、初日は班分け程度にし、自己紹介、役割分担の中身も含めたオリエンテーションに時間を割く必要があると
思っている 新しい受講生に慣れてもらう時間を確保する
・クラスカフェは一方通行の報告、対話はいつあるのか
今後は全体説明の後、班毎に分かれてご意見をお聴きする場を設けたいと思う
③豊能校に対する提案
・班ごとに課題をみつけ、班内で討議・深掘りし、最後に発表するのはどうか
・懇親会を年2回程度実施して欲しい
・「クラスカフェ クラスの語らい」の場が、特定行事等の独演会の場になったり、またなんとはなしに終わった場になら
ない配慮が必要
受講生全員参加の雰囲気を作り出すため、個々の語らいのための時間を!
3.ホームページの今後の内容及び進め方についての現担当からの提案
コロナの影響で班・クラスでの話し合いの機会が少なく、コミュニケーションをとる機会が減っている現状を考え、最後に
改めての班内での自己紹介、クラスカフェの進め方等についての話し合いをし、結果を班毎に発表しました。
7月16日
《 歌のちから クラシック音楽 ② 》
元大阪音楽大学教授 本岡浩子講師による講座
ピアニスト 水谷万里さんとともに
前回6月に本岡先生により、モーツアルトの「キラキラ星」の変奏曲の演奏を中心に
クラシックの楽しさを教えていただきました。
今回は水谷先生との「ピアノの連弾と表現の可能性」について、連弾の魅力について
のお話しとお二人による素晴らしいピアノの連弾演奏を披露して頂きました。
前回とはひと味違う演奏に、またまた自然と拍手が発生し鳴り止みません。
本岡先生によると、連弾は先生が教え子に教える教育的な意味合いが有ったそうです。
一台のピアノを二人で演奏することで、更に音楽を楽しくするとの事です。
実際に独奏と連弾とを弾き比べて聴かせていただきましたが、微妙に心の弾み具合が
違って感じられました。中には二台のピアノを8人で演奏する曲も有るそうです。
今回もシユーベルトやブラームス、モーツアルトの名曲が紹介されました。シューベルトは連弾作品も数多く残しており、勇壮な
「ミリタリー・マーチ」は家庭で楽しむ連弾の音楽として長く親しまれてきました。
また、ブラームス「ハンガリー舞曲 第5番」はハンガリーのロマの音楽に基づいて編曲されたものです。
また、モーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」は弦楽や管楽器のための組曲で、日本では、嬉遊曲と呼ばれている
そうです。
【作曲家水谷一郎氏のピアノ連弾の世界】
水谷一郎氏は、本日、本岡浩子先生と息の合った連弾演奏を披露して
くださった水谷万里先生のご主人。
「母と子のためのピアノ連弾曲集1《お母さま聞いてちょうだい》」
「母と子のためのピアノ連弾曲集2《花の譜》」
を見事な連弾で演奏されました。「母と子のための」とあるように、お二人の
お子様である由布子さんがピアノを習い始めて、2年目から、毎年の成長に
合わせて作曲されたもの。また、第2巻の3曲目「コスモスの高原を渡
る風」は、家族旅行で行かれた初秋の高原の思い出から生まれた曲だそう
です。
この思い出の2曲を情感たっぷりに演奏いただきました。
受講生の中から、思わず大きな拍手。なかなか鳴り止みませんでした。
今回も、お二人の先生素晴らしい演奏に大満足の教室でした。
本岡先生、水谷先生本当に有難うございました。あっという間の2時間でした。
下の写真は曲についてお話しと連弾を披露される本岡先生、水谷先生の楽しげな様子と、熱心に聴きいる受講生の様子です。
《 おり染めでマスクケースを! 》
仮設実験研究会会員 菅井孝二講師による講座
おり染めってなにかな?と思って、今回の講座に参加しました。まあ、なにかを折って染料に付け、広げると綺麗な模様が出来ているの
かな?当たらずと言えど遠からず。
冒頭、菅井先生から「この中でおり染めの経験のある人」との質問がありました。結果、一人も挙手しませんでした。幼稚園や小学校で
習った人が居るはずと思います。
菅井先生は小学校の学童保育や、なんと豊能校以外でも、府民カレッジでの出張講座も実施されているそうです。
扱い易い和紙などの紙を決められた折り方で折りたたんで、染料につけ色を染みこませ、アイロン等で乾燥させます。広げると意外と
綺麗な模様が広がります。
これをうちわ、物を入れるケースの形に切り抜き、パウチ加工したものだそうです。
今回は時節柄、マスクケースに挑みます。さてさて出来上がりは・・・?
文章で説明するより、熱心に、また楽しそうに制作に取り組む受講生の様子を画像でお楽しみください。
出来上がった作品を見せ、そこここで「わ~綺麗!」「さすが素晴らしい」等々の歓声が沸き上がりました。作品と一緒に写真に
収まった嬉しそうな顔、楽しかったです。皆さんも是非一度チャレンジしてみてくださ。
菅井先生、有難うございます。
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