12月3

《 北部合同講座 》 於:池田市民文化会館3F・イベントスペース

2019年に開催されたカレッジふれあい祭りですが、コロナ禍の影響で開催がありませんでしたが、今年度になり、豊能校、池田校、

高槻校の北摂エリア3校による「北部合同講座」に内容を変え<池田市民文化会館 イベントスペース>で開催されました。

        

         当日のスケジュール

 10:00~10:10  府民カレッジ本田副理事長より主催者開会挨拶 

 10:10~10:30  豊能校「さと唄」披露

 10:35~12:00  村上怜子講師による「歌の楽しさと健康について」

 12:00~12:45  休憩

 12:45~13:10  落語 森野石松氏による権助提灯の披露

 13:10~14:00  物々交換会(バザー)

 14:00        閉会挨拶

写真は上段、左から本田副理事長による主催者挨拶 総合司会 高槻校の田中さん 上段右2枚と下段は会場風景

【豊能校によるさと唄と演技の披露】

 ①大江山の鬼退治の唄②虫送りの唄③一かけ二かけ(手遊びもあり)④子守唄(子守の演技あり)⑤石つき唄(ひょっとこ踊りあり)

写真は演技披露の風景です。

 

村上怜子先生による講座【音楽世界と声楽】

午前中のトリの講座で先生による素晴らしい歌唱の披露と呼吸について、発声について。

楽譜について、歌詞についてのお話を伺いました。そして会場も参加して先生と一緒に歌いました。

途中休憩も含め 「故郷」「冬景色」「サウンド・オブ・ミュージック」

そして先生による素晴らしい歌声で「ウィーン我が夢の街」「f第九」を堪能しました。

素晴らしい音楽の世界を楽しませて頂き、先生有難うごいました。

 

       素晴らしい音楽のあと、45分間のお昼休憩です。

 

【落語 権助提灯】

午後からは、森乃石松師匠による落語を楽しみました。

見た目はお若い師匠、しかし、一旦お話がはじまると、その素晴らしい話術と所作に会場は師匠のはなしに引き込まれ、笑いの渦につつまれました。さすが、天満繁盛亭に出演されているだけある貫禄です。高座が終わると、会場のそここから「おもしろかったね」の

声が聞こえました。

 

会場では各校によるパネル展示と豊能校による能勢の特産物ブースとバザーのブースも設けられ、多くの参加者で賑わいました。

特産品は大人気で、あっという間に机の上が空になる盛況でした。

また、バザーのコーナーも同様で、来場された多くの皆さんの満足の笑顔が今回の共同講座の成果を物語っていました。

皆さん、お疲れ様でした。

 

12月10

《 近代史を知ろう① 》 

  元豊能町職員 小嶋均講師による講座

この講座のタイトルと豊能校での講座という事から、最初は第一回目てっきり豊能町の近代史はと思っていましたが、冒頭小嶋先生から”日本の近代史です”との説明を受けました。

今回は第1回目で1月14日の第2講で”豊能町”についての講座が有るとの事でした。

では、動乱にみちた日本の近代史の勉強のスタートです。

講座の組み立ては、まず①明治・大正・昭和という時代 ➁明治時代45年間の日本の動き ③明治当時の世界情勢 ④大正の日本と世界の動き ⑤大東亜戦争に向かって行く時代の流れと明治時代となっています。

また、小嶋先生からは「歴史は、それを語る人の解釈」によって大きく変わってくるとのコメントが有りまた。

①明治・大正・昭和という時代

近代を明治・大正・昭和ととらえる。この間の日本国内情勢は大変大きな変貌を遂げた

 欧米列強(特にイギリス、フランス、ドイ、オーストリア、ロシア)はアジアを植民地化し、激しく動いていた時代であり、日本もその攻勢を受けていた。

 これまでの歴史教育では、日本がアジアを侵略したとの視点でしか語られていないが、日本は自国の独立を守ること、すなわち植民地化されることを何としても防ぐことを第一義として欧米に立ち向かったのである。そういう視点からすると、日本がアジアを植民地化するために戦ったなどという余裕は日本にはなかった。自国の独立を守るために欧米列強と戦ったアジアの中での唯一の国なのである。

 

 このような視点から丁寧に当時の国際状況を見ていく必要があり、領土を増やしたいがために侵略戦争したという、単純な構造ではないことも知る必要がある。

➁明治時代45年間の動き日本が欧米の餌食から免れるためには、近代国家としての体の体早急に構築し、欧米に対等に対処できる体制づくりに邁進する必要に迫られていた。そのために大日本帝国憲法を作り、国会を開き、産業を振興し、富国強兵政策をとった

のである。

 アジアの宗主国であるはずの清国は「死に体」であり、日本との中間に位置する朝鮮も近代化が遅れていた。

 明治43(1910)に韓国併合が行われるが、日本がこれだけ急いで海外に出ざるを得なかったのは、ロシア中心とした列強の進出を抑えるためであった。明治時代すなわち19世紀の中盤から後半と20世紀初頭にかけて、産業革命により、軍事・産業の発展を遂げた5大国(イギリス、ロシア、フランス、オーストリア、ドイツ)はむき出しの植民地主義に走っていた。次いでアメリカという新興国が南北戦争を終えたことで、一機にその力をつけて植民地支配に乗り出していた。

植民地支配とは、ほとんど人を人とみなさず、残虐の限りを尽くしているものであった。

列強と言われる国々にまともにも対抗した国はヨーロッパ以外では全くなく、歯が立たなかったのである。そこに唯一対抗したのが日本であり、世界ナンバー2のロシアに勝ったのである。このことは欧米諸国に大きな衝撃をもたらすこととなった。

③大正の日本と世界の動き

大正15年間は日本での直接的な大きな戦争もなく、第Ⅰ次世界大戦の特需による好景気もあって一見平和に見えるが、世界情勢という意味で二つの火種がどんどん深刻化していった時代であった。一つは、日本がアジアの唯一の国という人種差別も含めた欧米列強からの恨みであり、孤立。もう一つは本来手を組むべきシナ大陸および朝鮮半島がまるきり近代化しない課題であった。

 ヨーロッパでは第一次大戦がすさまじい被害と火種を残しながら終わり、第二次大戦への道はすでに開かれていた。

 

 日本では韓国併合による朝鮮統治の問題で中国との緊張関係も起きるなか、大正12(1923)関東大震災日英同盟の失効という暗い出来事が起きていた。

④大東亜戦争に向かっていく時代の流れ

第二次産業革命といわれる石油による生産能力の向上は戦争能力の向上と直結し、世界は軍拡へと進む。そして、共産主義思想の台頭もあり世界は混とんとしてくる。

 そのような中で、日本は明治のころの国際情勢の火種、すなわち欧米に対する孤立、そしてもう一つ、シナ大陸・朝鮮半島との確執、この二つの火種が文字通り爆発する最後の導火線になったのが、経済不安だった可能性が高い。昭和金融恐慌(1927)・世界恐慌(1929)・昭和恐慌(1930)日本経済に大きな混乱を及ぼし、満州事変(1931)を起こし、その後の戦争への道へと進んでいった。

 日本の近代史、ここで述べた物事は単純ではないが、今の段階で流れは以上である。

 

《 みんなで歌おう 》

 とよのウクレレクラブ  三浦常雄講師による講座

 

音楽は生活に楽しさと潤いをもたらします。

今年度は元大阪音楽大学教授の本間講師による「歌の力 クラシックの魅力」、竹山流津軽三味線講師

高橋講師による「津軽三味線の魅力」と、それぞれ異なるジャンルの音楽を楽しんできました。

今回は受講生でもある三浦講師率いる「とよのウクレレクラブ」の登場です。

「とよのウクレレクラブ」は今回で3回目の登場です。年々スキルアップし、素晴らしい演奏を披露してくれます。

三浦さんはウクレレだけでなく、最近は打楽器に開眼しはまっているそうです。

「とよのウクレレクラブ」の皆さんによるハワイアン、歌謡曲、今回初披露となる映画音楽などの

楽しい時間を過ごしてください。

まずはハワイアンの定番、”パーリーシェルズ”と”月の夜”からスタートです。

今回はウクレレとリードギターに加え、マンドリン、トレイン笛、バスドラム、タンバリン、クラベス、カサバ、アゴゴベル、マラカスオーシャンドラム、バードコールとバライエティに富んだ編成での演奏です。ここでも昨年までより演奏の幅がワンランクアップです。

さあ、いよいよ受講生の出番「皆なで歌いましょう」です。ウクレレの演奏に合わせ季節感

ある♬トロイカ ♬WhiteⅭhrlistmas の2曲を元気いっぱいに歌いました。

第一部のラストはハワイアンマーチの演奏です。軽快なリズムにのって、クラブメンバー全員による息の合った演奏と歌を楽しみました。

15分間の休憩をはさみ、第二部のスタートです。さてどんな趣向が凝らされてるか、聴いてのお楽しみです

第二部はウクレレクラブの指導者藤田さんによるマンドリンのお話と演奏です。昨年度は藤田さんによる,とてもウクレレとは思えないほどの素晴らしい演奏「さくら変奏曲」を記憶されている受講生いるはずです。

今回は藤田さん本来の楽器マンドリンについてのお話と藤田さんのマンドリン演奏をメインにクラブメンバーのウクレレと藤田さんのマンドリンの演奏です。

曲目は1972年にマーロン・ブランドとアルパチーのノ出演で公開された映画「ゴッドファーザー」での3曲”ワルツ””タランテラ””愛のテーマ”のメドレー。

本格的なマンドリン演奏を聴くのは初めてに等しいためか、思ったより高音の澄んだ音色に魅せられました。演奏の前にマンドリンの説明が有りました。マンドリンはイタリア発祥の弦が8本の撥弦楽器(ハツゲン楽器)で、ウクレレとは弾き方が異なるそうです。日本では、ウクレレは100万人の愛好者がいますが、マンドリンは30万人だそうです。楽譜はバイオリンと同じ、つまりバイオリンでも演奏できるそうです。

映画はイタリア移民の悲哀とシチリアのマフィアを描き出した一大叙事詩的映画で、3部作で全部で7時間の超大作との事です。

皆な素晴らしいゴッドファーザーメドレーに酔いしれました。

続いては泉さんによる歌唱”オブラディ オブラダ”と再び「皆なで歌いましょう」です。駅長スタイルの武部さんと我らが三浦さんが歌う

”高原列車””二人でお酒”ラストは踊り付きでの”長生き音頭”です。長生き音頭ではウクレレクラブの神山さんと武部さんに加え、ディレクターの松本さん、1班おもとの副班長の橋口さんによるリズムに乘った、楽しく見事な踊りが披露されました。橋口さんお疲れ様。

ラストの長生き音頭が盛り上がり、アンコールコールに応えて、これも恒例となった三浦さんによる”いい湯だな”を受講生も加わっての大合唱で幕となりました。時間の経つのも忘れての2時間でした。ウクレレクラブの皆さん有難うございました。

 

12月17

《 手作りおもちゃにチャレンジ 》 

  手作りおもちゃ教室 ”Jou”森田耕市講師よる講座

 

森田先生による「手作りおもちゃ教室」、事前に当日準備するものが伝えられましたが、その中に

牛乳パックの容器が有りました。牛乳パックの容器?なにを作るのか興味津々です。

それより驚いたのが牛乳パックが家に無いという受講生が数人いたことです。

まずは、日常、牛乳を飲む習慣が無い人、または牛乳は飲むが瓶の容器を愛用している人など、理由は様々。結局、各班毎に班員の数を確保する事になりました。

さあ、いよいよ当日です。さあ、HP担当者が作った缶製品()と作り方の展開図で何を作ったのか分かりますか?

 

上から

 【ブーメラン】

  牛乳パックを使って作ったブーメランです。実際に投げてみると、ちゃんともどってくる作品も多数(?)有りました。

 【からくり屏風】

  台紙3枚と色紙1枚、クラフトペーパーの短冊3枚で作り方の通り、カットし短冊とを決められた通りに張り合わせます。

  決められたように折りたたみ、図柄を相手に見せたあとに、手のひらに乗せパ~ンと叩いて拡げると、あ~ら不思議 図柄

  が最初のものとは違っています。

 【ストローガリガリプロペラ】

  ストロー1本、割りばし1膳、爪楊枝1本で作ります。ストローのジャバラ部分を伸ばし、削った割りばしをストローに

  差し込みます。爪楊枝をストローと箸の間に差し込みます。厚紙で作ったプロペラの中心部に千枚通しで穴を開けます。

  これで完成、ジャバラ部分を箸などでガリガリと擦ると、プロペラが回ります。

 説明が不十分なのと完成品がないので分かり難いと思います。森田先生、済みません。

 丁寧なご説明とご指導を有難うございました。

 

《 阿山顧問を偲ぶ会 

去る10月19日にお亡くなりになられた阿山顧問、豊能校の受講生による偲ぶ会が12月17日に開催

されました。偲ぶ会開催に先立って12月10日に「豊能校たより 阿山さんを偲んでの特別号」を発行し、ディレクター、受講生全員、府民カレッジ本部に配布しました。

あまりに突然のご逝去、和泉委員長から、訃報を聴き、教室は驚きと悲しみにつつまれました。

豊能校は開校して4年、これから更なる飛躍が期待されていた時に、受講生だけでなく、阿山さんご本人も無念の思いだったのではないでしょうか。

阿山さん、ご安心ください。豊能校のメンバーは阿山さんのご遺志をくんで頑張ります。

空の上から檄を飛ばしてください。

   阿山さん自筆の書画       清水班長の発声での献盃         阿山さんの遺影を囲んでの記念写真

当日は、阿山さんの奥さまも参加され、豊能校としての「阿山顧問を偲ぶ会」が受講生参加で開会されました。

冒頭、全員での、黙とう、次いで松本ディレクター、和泉委員長による、阿山さんの思い出、お人柄を表すエピソードの披露がありました。バックには阿山さんがお好きだったモーツアルトの曲が流れ、スクリーンには豊能校での活動、またご家族との

楽し気な映像が映されました。

その後、清水班長の発声での献盃が有りました。献杯のあと、会食があり、会食後に三浦・相田・仲井・木野・森井の一期生よる阿山さんの思い出が語られました。各人、各様の内容でしたが、それぞれ阿山さんの素晴らしいお人柄が伝わるものでした。悲しみの中ですが、受講生の想い、気概が感じられました。

最後に、奥さまのお言葉を頂き、閉会の締めに栗山副委員長の挨拶が有り、厳粛ながら和やかな雰囲気のうちに閉会しました。

阿山さん、ご安心ください。豊能校は全員一丸となって前向きに進んでいきます。         ご冥福をお祈りします。

 

《 クリスマスツリーつくり 》 

 楠根講師による講座

 

12月の講座にぴったりの色紙を使ってのクリスマスツリーつくりに挑戦です。

大小のサイズの異なる色紙を折ってクリスマスツリーの幹、葉とツリーに装飾する星やサンタ

クロース、ブーツやデコレーション用の煙突付きの家などを飾りつけます。まずは、台座に

ツリーを取り付け、好みのデコレーションを飾っていきます。

それぞれ、作りての個性が表れ素晴らしい作品ができました。

作る時間が限られており、先生から多くのデコレーションを手に入れて、自宅で楽しむという受講生も少なくありませんでした。

奥さんまたはご主人、お子さんやお孫さんと楽しむのも良いですね。

楠根先生有難うございました。今年のクリスマスは一味違った楽しいものになると思います。